牧師紹介

やまぐちかずのり
山口和憲牧師

自己紹介

1983年北海道函館市生まれ。弓町本郷教会伝道師(東京都文京区)、会津若松教会牧師(福島県会津若松市)、敬和学園高等学校教員(新潟県新潟市)を経て2019年、相武台教会着任。


「体のともし火は目である。目が澄んでいれば、あなたの全身が明るいが、濁っていれば、全身が暗い。だから、あなたの中にある光が消えれば、その暗さはどれほどであろう」(マタイ6:22-23)
神は私たちにどのような時でも希望の光を備えてくださる。これが聖書の証言です。どのような絶望であっても、どのような暗闇であっても、その中には必ず光がある。私たちが見つめるのは、大きいけれどもいつ消えてしまうか分からない目の前の光ではなく、自身の暗闇の中に小さく、しかしはっきりと灯っている導きの光なのではないでしょうか。そんなことを思いつつ、希望をもって、それらを与えてくださる神に感謝しつつ、喜びの内に人生の歩みを進めていくことができればと願います。(2024年4月)

活動報告

2019年10月 台風15号、19号被災支援活動報告

東京教区千葉地区内房分区の呼びかけにより、10月22日(火)、かにた婦人の村(館山市)にお手伝いに行った。
その前日の夕方、まとめ役の牧師より「明日の午前中は大雨の予報で仕事にならないから、12時、かにた婦人の村集合でお願いします」との連絡があった。連日の台風に続き、大雨の予報。自然災害が続くことに不安を覚える。
22日は予報通り、午前中は雨となり、午後からの作業となった。敷地に入ると、台風15号の影響が色濃く残っているのは明らかだった。内容は木や竹の伐採、片付け。台風の影響で木や竹が弱っており、せっかく道をきれいにしてもまた雨風が吹くと木や枝、竹が折れてしまい元どおりになってしまうため、切り開いた道を塞いだ木や竹を再び片付ける作業を行なった。同時並行で、のこぎりで竹を切り、燃やしやすいように枝打ち、軽トラで運びやすい長さにするという作業を行なった。広場にかかった竹に関しては片付けができたが台風の影響で多くの竹が傾いているため、今後も雨の重みや強い風が吹くと再び竹が倒れてくることが予想される。竹がかなり成長していて長い。切り落とす際に下に人がいると危険であるし、ぬかるんでいる斜面で作業をすることは大変な作業であった。
台風、大雨といった荒れた天気が続く中での活動となった。台風15号の際に屋根を覆ったビニールシートは台風19号の影響ではがされていたもの、不安定になっているものがいくつかあった。元の木阿弥だと嘆いている方もいるようだ。川や海の水位も明らかに高くなっており、22日以降も大雨の予報が関東に出ている。被害がこれ以上大きくならないことを願うばかりである。

2019年9月 台風15号被災教会訪問

2019年9月8日深夜から未明にかけて千葉県に上陸した台風15号により、千葉県では広域にわたり甚大な被害となりました。9月15日、数名の牧師が集まり、被災地域の教会、キリスト教関連施設の訪問、現状確認に向かうこととなりました。
16日、南房市、館山市、鋸南市、勝浦市のいくつかの教会や関連施設を訪問し、現状把握を行いました。今回の被災支援は教会訪問が中心となりました。支援が必要であっても、活動するための指揮系統が整っておらず、人員や道具も足りなかったことが理由に挙げられます。当日の大雨も影響しました。また、長期的な支援の必要性を感じました。相武台教会でも次の日曜から被災支援献金を集めることとしました。
被災した教会や施設を訪問し、話を聞き、共に祈りをささげることの大切さを感じました。「キリスト者だからこそ果たすことができる」役割がありますし、それを大切に担っていきたいと思わされました。「自分には何もできない」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、話を聞いたり、共感したり、献金をしたり、祈ったり、それぞれの仕方での支援があります。その意味で、災害に対して1人1人が神から与えられた使命を果たすことができるのではないかと感じました。これが「キリストの体」と言われる「教会」の強みであり、連帯のしるしとなっていくのだと思います。